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【明大生との毎週一問百答】質問第114弾は、「顧客と社員、優先するのはどちら」

投稿日時:2008/08/26(火) 17:35rss

経営者会報ブログ編集部の大西です。
いつも「明大生との毎週一問百答」にご協力をいただきまして、ありがとうございます。

久米信行さん明大講義とこの「一問百答」が生みの親となった新刊が、ついに完成しました。

『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』というタイトルです。


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著者は、もちろん久米信行さん。22日(金)の夕方に発売になり、昨25日(月)には発売たった4日目で増刷が決まりました!

この本ができるまでの舞台裏など、詳細につきましては、事務局ブログにアップしておりますので、よろしければ、こちらからご覧ください。

さて、今週の一問百答は前回に引き続き、“就活学生が集まる人生道場”岡崎塾から、紅林達也さんの質問を採用させていただきました。
※岡崎塾については、こちらから

<質問>
経営とは答えのない決断の連続だと思います。
たとえば、どうしても顧客か社員かのどちらかに
不利益を与えなければいけないような状況に陥ったとき、
経営者としてどちらを優先すべきだとお考えですか?
また、それはなぜですか?

(東京外語大学4年 紅林達也さん)



ちょっと抽象的な質問になっていますが、私なりに咀嚼しますと、
以下のようなケースではないか、と思います。

1)業績不振の突破口を、価格改定(値上げ)とリストラ(社員への退職勧奨)のどちらに見出すか
2)顧客満足を追求するためのサービスの向上が労働強化につながる場合、
どこまでのレベルのサービスを社員に要求するか
3)業績アップのおかげで得た余剰利益を、値下げを含めて顧客に還元するか、社員の賞与を上げることで働きに報いるか

ちなみに、一つ実例を挙げますと、2)では以下のようなケースが考えられます。

「いったんフレックスタイムを導入したが、顧客サービスを強化するためにはフレックスをやめたい。しかし、社員に対して、いまさらフレックスの廃止は言いづらい。どう対応すべきか」

といったようなケースです。

もちろん、上記の1)~3)以外にも、顧客と社員で、利害が対立する場面はたくさんあるような気がします。

経営者会報ブロガーのみなさまからは、ぜひ、型どおりではない、実践的なご意見・ご回答をいただければと存じます。

大変お手数をおかけしますが、質問にお答えいただく際には、
ぜひ、この記事にトラックバックを張っていただければと存じます。
外部の方からのコメントやトラックバックも原則として開放しておりますので、
学生さんはじめ、読者の方からのご意見もお待ちしております。

今週も熱い回答をお待ちしておりますので、何とぞよろしくお願い致します!

(経営者会報編集部 大西啓之)

トラックバック一覧

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    <質問>経営とは答えのない決断の連続だと思います。たとえば、どうしても顧客か社員かのどちらかに不利益を与えなければいけないような状況に陥ったとき、経営者としてどちら...
  • » 優先すべきは、役割 from 若手製造業 特殊変圧器メーカー 治部電機株式会社 代表取締役 治部 健 (じぶけん)日記
     <質問>経営とは答えのない決断の連続だと思います。たとえば、どうしても顧客か社員かのどちらかに不利益を与えなければいけないような状況に陥ったとき、経営者としてどち...
  • » 顧客と社員、優先するのはどちら from 株式会社サワダ製作所 代表取締役 澤田 浩一 の日記
    <質問>経営とは答えのない決断の連続だと思います。たとえば、どうしても顧客か社員かのどちらかに不利益を与えなければいけないような状況に陥ったとき、経営者としてどちらを優...

コメント


質問にお答えいただき、どうもありがとうございます!

澤田社長

初めまして。
東京外国語大学の紅林達也です。

質問にお答えいただきありがとうございました!

図も用いて説明していただき、
大変わかりやすかったです!

一見顧客と社員の利益が対立関係にあっても、
ロジカルに考えて、
問題の根っこにたどり着けば、
双方の利益を損なわずに問題を解決できるケースがあるのですね!

普段あまりロジカルな考え方をしない私には、
まさに目からうろこでした。

私も二者択一の場面で“第三の妙手”が打てるような社会人になるべく、日々精進したいと思います。

どうもありがとうございました!

Posted by 紅林達也 at 2008/08/28 17:03:00 PASS:

明確な解答を頂き、ありがとうございます。

治部社長

初めまして。
東京外国語大学の紅林達也です。

私の質問にご解答いただき、
ありがとうございました。

治部社長は、この2択に関して、
明確なお考えを持ってらっしゃるのですね。

「社員の満足→コアコンピタンスの発生→顧客の満足」
という、正の循環。

わかりやすいですが、実際に達成するためには
日々相当の努力をされていることと思います。

社長の会社で働く従業員の方は、幸せだなと感じました。

どうもありがとうございました!

Posted by 紅林達也 at 2008/09/03 11:05:00 PASS:

毎回のコメント、どうもありがとうございます!

寺田社長

お世話になります。
東京外国語大学の紅林達也です。

前回に引き続き、ご解答を頂きまして、どうもありがとうございます!

私なら、やっぱり「社員を優先する企業」が良いかな~と、感情的に思ってしまいましたが、顧客をおろそかにしていては、会社の利益が上がらず、結局社員も不利益を被ることになりますし…

むずかしいですね。

寺田社長のおっしゃる「顧客に対して同じ同じベクトルで理念を共有する」というのは、まだ社会に出たことのない私ですが、わかる気がします。

社員自身が納得して、進んで顧客を大切にしてほしいと思えば、最高ですよね!

私としては、そういう会社で働きたいかなと思います。

紅林

Posted by 紅林達也 at 2008/09/04 10:38:00 PASS:
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