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2011年05月23日(月)更新

【学生・社会人との毎週一問百答】第231弾は「企業としての社会貢献」について

いつもお世話になっております。

経営者会報ブログ編集部の田中学です。

 

大変ご無沙汰しております。

 

当ブログのサーバ移行や東日本大震災の影響などにより、まことに勝手ながら、

当コーナーをお休みさせていただいておりましたため、久しぶりの更新となりま

した。

 

5月に入り、久米さんの明大講義も始まり、先週の木曜日(5月19日)には、

同講義と連動する当コーナーについて説明するためにお時間を頂戴し、同じく連

動する毎日新聞社のタブロイド紙「毎日RT」と日本財団の「CANPANブログ

の各担当者とともに学生たちの前でプレゼンをして参りました。

 

昨年の受講生たちがツイッター上などでも目立っていたためか、ことしは現在の

ところ40名ほどの受講生がおります。早速、当コーナーの質問を募集したところ、

多くの数が集まりました。毎週1問ずつ取り上げて参りますので、ことしも経営

者の皆様のご協力を賜り、学生に勇気を与えるご回答をいただければ幸いです。

よろしくお願い申し上げます。

 

 

それでは、早速、今週の質問を紹介します。

今回は、「企業としての社会貢献」についてです。

 

※私のツイッターアカウント@gakutanakaで当コーナーへの質問を受け付けています♪

 

⟨質問⟩----------------------------------------------------

 

 経営者の皆さんにとって、企業としての「社会貢献」のあり方は、

 どのようなものであると考えていますか?

 

           (明治大学商学部 原未樹さん)

 

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久米さんは、社会起業家志向のカリキュラムでことしの講義を進めようとされて

おり、受講生にもそのようなマインドが伝わっているようです。「社会貢献」は

ことしの久米さんの講義の根底のテーマになりますので、今年度の学生さんから

の最初の質問として取り上げました。

 

質問者の原さんは、「企業としての社会貢献」を次のように考えており、現在の

傾向に疑問があるといいます。

 

「(「企業としての社会貢献」とは、)国内で理念をなるべく多く生み出すこと

であると考えています。多くの企業が拠点を海外に移していますが、これが日本

の市場の縮小をいっそう加速させているように感じています。日本の企業として、

国内の拠点をなるべく移さずに利益を上げていくことは難しくなってきているの

でしょうか?」

 

東日本大震災以降、多くの方々がこれまでの社会の構造や仕組みについて考えを

新たにし始めているように感じます。現在の苦難を乗り越えるためには、企業が

国内にしっかりと基盤を築いて雇用を生み、税金を納めることなどによって、経

済を回していくことがとても重要なことだと思います。今後の日本の社会を見通

す上で、経営者の皆様がどのようなお考えをおもちなのか、ご意見をうかがわせ

ていただければ光栄です。

 

そして、このような質問を発端に多くの意見が交わされていくことを願いたく思

います。

 

 

大変お手数をおかけしますが、質問にお答えいただく際には、

ぜひ、この記事にトラックバックを張っていただければと存じます。

 

また、外部の方からのコメントやトラックバックも原則として開放して

おります。学生さんをはじめ、読者の方からのご意見もお待ちしております。