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編集部からの『お題』や、明大生と経営者の『一問百答』など、記事のテーマや大切なお知らせをお届けします!
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2011年12月22日(木)更新
【田中ガクの取材日記vol.03】久米さん明大講義・「Next to do」
経営者会報ブログ編集部、そして月刊『ニュートップリーダー』編集部の田中ガクです。
本日、経営者会報ブログと連動する久米信行さんの明大講義を聴講して参りました。
当編集部に異動してから、よほどのことがなければいつも聴講させていただいております。
久米さん明大講義について>>>
久米さんブログ>>>
久米繊維工業>>>
年明けの1月12日には、本年度の最終講義があります。学生の皆さんは、これまでの1年間で
ブログを中心に進めてきた自己プロデュースの結果を発表することになります。
本日の講義では、最終講義での発表を前にして、学生さんが自身のブログのタイトルや趣旨、
イチオシ記事を皆の前で披露していました。
本日、ブログを披露した学生さん
高橋研登さん「-宮城県の魅力を探る-つちのこ探検隊」
市村悟志さん「chair.com」
大谷 彰さん「笑顔の展覧会東京スタッフ大谷彰の架け橋ブログ」
皆さん、それぞれに思い入れのあること、自身が強烈にお薦めしたいことを綴っています。
講義では、そうした思いはどうすれば伝えていくことができるのか、どんな情報を発信すればよ
いのか、どういったまとめ方が適当なのか、といったことについて、久米さんの助言をいただき
ながら、同じ課題を抱えている学生さんたちで分析し合い、情報発信のあり方を模索していまし
た。
大切なのは、「1次情報を自分の言葉で綴ること」「Next to doが伝わること」であると、
久米さんは何度もおっしゃっていました。
ネットに溢れている情報の多くは、元ネタがある2次情報です。そうした情報との差別化を
はかり、人々に「面白い」と思ってもらうには、自らが体験して感じたことを自身の言葉で
伝えることがとても大切です。
そうして発した情報に、具体的な「次に何をするか(Next to do)」が加わっていれば、
読んでくださった人々がその情報をもとに行動を起こしてくれたり、その読者がもつツールを
使って情報を広めてくれます。
今回は、この2つのポイントの重要性がよくわかる講義でした。
簡単にできることではないでしょうが、こうしたことが久米さんの講義を受講し、「自己プロ
デュース」をめざす学生さんに求められています。とはいえ、そこには明確な答えといえるもの
はありません。それゆえ、学生の皆さんは頭を悩ませながら、自身のブログの改善をしていきま
す。ただし、こうした訓練を重ねていれば、就職活動でも自身の意見をしっかりと伝えることが
できるので大きなアドバンテージを得られるのだと思います。
講義を聴講するといつもながら感じることですが、こうしたことを大学生のうちに経験できる学
生さんたちがとても羨ましいです。もちろん、私も一緒に学ばせていただいております。
本日の発表を通じて、どのようにブログが改善されていくのか、最終講義も聴講に行きたいと
思います。
※久米さんの明大講義は、他大学の学生や社会人の方も受講できます。興味のある方はぜひ、
講義を体験しにきてください。社会人の方でも、きっと「気づき」を得られます。
くわしくはこちらをご覧ください。
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2011年12月15日(木)更新
【編集部・田中ガクの取材日記vol.02】
経営者会報ブログ編集部、そして月刊『ニュートップリーダー』編集部の田中ガクです。
昨日(12月14日)、経営者会報ブログの非公式ブロガー忘年会@関西に参加させていただきました。
年末の慌ただしい中、10名の経営者のみなさんが集まり、盛大な会となりました。
過日、開催された東京での忘年会と同様に楽しく、そして、ブロガーのみなさん同士が、
腹を割って話し、互いを高め合うコミュニティの場となっていることを強く実感いたしました。
ありがとうございました!
すでに、寺田社長、髙嶋社長、井寄代表、庄山社長、原専務が、当日の様子について
綴ってくださっています。
これまで、事務局・編集部として行き届かない面が多々あり、みなさまには
ご迷惑をおかけいたしました。深くお詫び申し上げます。
前回も記しましたように、できることから手がけていきます。
ブロガーのみなさんとともに、経営者会報ブログを盛り上げていきたいと思いますので、
どうぞ、お力添えをいただければ、ありがたく存じます。
よろしくお願いいたします。
急なお約束であったにもかかわらず、ブロガーのお一人、旭電機化成・原専務には、
忘年会の前に『ニュートップリーダー』の取材のお時間を頂戴いたしました。
「経営者会報ブロガー レポート」という枠でみなさまのご活躍をご紹介するコーナーで、
3月号に掲載を予定しております。
長時間にわたりお話ししていただき、ショールームや、国内唯一であろう「懐中電灯博物館」も
ご案内してくださいました。同社は現在、国内で唯一、懐中電灯を手がけるメーカーだそうです。
(旭電機化成・原専務)
いまや、こちらの博物館でしか見ることができないであろう一品や、
単一電池を9本使用する強力ライトから、
時計にラジオ、鏡、温度計などのついた往時のヒット商品の多機能ライト、
最新のLEDライトまで、
珍しい製品が所狭しと並んでおり、国内の懐中電灯の歴史を概観できる、
とてもユニークな博物館です。
「いずれ一般公開する予定」とのことです。どのような博物館になるのか、楽しみです。
原専務、ありがとうございました!
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2011年12月02日(金)更新
【編集部・田中ガクの“いまはまだ非公式!?”取材日記vol.01】
みなさま、こんばんは。
経営者会報ブログ編集部の田中ガクです。
いつも学生・社会人との一問百答でお世話になっております。
突然ですが、題名のブログをこの場で始めます。
すでに、井寄さん、小髙社長、山田社長がブログを綴ってくださっていますが、
昨日開催された、経営者会報ブログの非公式ブロガー忘年会に参加させていただきました。
ありがとうございました!!
あれほど楽しい飲み会で、さらに皆さんが経営者会報ブログという場をとても大切にして
くださっているという思いにふれられ、感激しております。様々なご意見を頂戴し、正直、
皆さんの要望に応えることができておらず、不甲斐ない気持ちを抱いたり、歯がゆい思い
になったりと、ちょっとつらくもなりました。ですが、まずは自分からできることを始め
たいと思います。
頂戴したご意見は、今後に活かしていきますので、その際にはぜひ皆さんのお力添えをい
ただければ、ありがたく思います。
必ず、できることから手がけていきますので、よろしくお願いいたします。
昨日は、写真を撮ることも失念しており、文章だけのブログになってしまい、華々しくデ
ビューすることができませんが、今後は、経営者会報ブログに関すること、兼務している
『ニュートップリーダー』の記者・編集者として、取材のことなども織り交ぜていきます!
それでは、よろしくお願いいたします!
2007年05月24日(木)更新
【取材日記】vol.11 ゼットン社長・稲本健一さん
今回は、経営者会報6月号対談記事『波頭亮の経営New Wave』にご登場いただいた、ゼットン社長・稲本健一さんにまつわるエピソードです。
◇ ◇ ◇
出店する27店舗すべてが、その都度、それぞれ別業態という、多店舗展開する飲食業者のなかでも異色の存在が稲本さん率いるゼットン(名古屋市)です。
大手のレストランチェーンやハンバーガーチェーンに見るように、多店舗展開する業者は一つの業態をまったく同じオペレーション、サービスで提供するのが普通ですし、多業態を展開する場合も、何パターンかで出店しているだけで、それは単に多角化といえます。
稲本さんの場合、その立地やスペースに合ったお店をその都度、開発してこられたわけで、これは大変です。そのオリジナリティあふれる店舗開発は過去、そのほとんどが稲本さんのアイデアに基づいています。
稲本さんは、古都・金沢で生まれ育ち、名古屋造形芸術短大へ進み、卒業後はプロダクトデザイナーへ。その傍ら、夜は高校時代からほぼずっとバーテンダーのアルバイトをしてこられたそうです。稲本さんの天分はこのような経験、環境で培われたのでしょう。
バーテンダー兼デザイナーとして、趣味で知人のお店づくりを手伝ううち、仲間同士でオープンしたお店が大繁盛。稲本さんは、「お金儲けじゃなくて、自分たちのクリエイティビティーを証明したくて、会社組織にしたんです」と、おっしゃいます。
ただし、お店づくりで稲本さんが何よりも重視するのはヒトです。同社の場合、店舗のプランニング部門は花形部署で、そのメンバーになるのが多くの社員さんにとって目標になっているそうですが、店長を任されスタッフを引っ張った経験のある人にしか、その資格はないそうです。
ご自身が現場でたたき上げて、現場そのもの、スタッフの自主性に任せることを重視しておられたからこそで、そうした稲本さんの姿勢がまさに同社の成長の源といえます。これは、飲食に限らず、どのようなビジネスにおいても、参考度が高い施策といえるでしょう。
近年は名古屋テレビ塔、徳川園など公共施設にも出店し、公共施設に付随する存在だったそうした場所の飲食店をむしろ集客施設に変え、自治体からは大きな期待が寄せられているそうです。地域貢献の新たなあり方を示しつつある、同社の今後に注目したいと思います。
◇ ◇ ◇
■ゼットン http://www.zetton.co.jp/
■関連記事が「月刊 経営者会報」6月号に掲載されています。
(編集部・酒井俊宏)
*「月刊 経営者会報」は中小企業経営者の皆様のためのブレーンです。詳細・ご購読に関しては http://www.njh.co.jp/njs/keikai.htm をご参照ください。
2006年12月20日(水)更新
【取材日記】vol.10 テムザック社長・高本陽一さん
今回は、経営者会報12月号の連載記事「異能経営者がゆく!」で取材させていただいた、テムザック社長・高本陽一さんにまつわるエピソードをご紹介します。
◇ ◇ ◇
経営者によって、起業の動機はいろいろあるでしょう。とはいえ、普通は、己の高い欲求を満たすべく、意欲に満ちて事業を起こすのが普通です。しかし、北九州市でロボット開発を続けるテムザックの高本社長の場合、少し違いました。
もともと高本商会(現テムス)という、おばあさま(!)が創業した会社の三代目で、食品生産工場のベルトコンベアーやラインを作っていた高本さんが、十年ほど前、業績好調で社屋を新築する際に、玄関先に案内用のロボットを作ったのがそもそもの始まりでした。
来客があると走り寄ってきて案内するこのテムザック1号は、地元で話題になり、多くのメディアが取材にやってきます。テレビで同社のロボットを知ったある人物からオーダーが入り、もう一台つくるとこれがまたテレビに出てしまう。
「会社の技術力の宣伝になればと思ったのに、ロボットばかりが有名になってしまった」と高本社長はおっしゃいます。これをきっかけに、福岡県から強くプッシュされて、気が付くとたくさんの出資者が集まり、ロボット専業にやる会社・テムザックが立ち上がってしまったのです。中途半端にはやれないと、本体であるテムスは、お父様に返り咲いていただいたそうです。
同社のロボットの特徴は、あくまで実用性があること。留守番機能に特化したロボット『ロボリア』などすでに一般向けに販売され、ヒット中の製品もあれば、災害現場での活躍を期待される『援竜』など、多岐にわたります。
とはいえ開発は大変。その間を支えたのは、実は、高本さんの優しさです。病気がちだった奥様が、群馬のご実家のご両親を心配していたにもかかわらず、なかなか帰省できないため、遠く離れても様子がわかったり、留守番ができるロボットを開発しようと決め、「番竜」を開発。この番竜の基本性能に絞って開発したのがロボリアでした。
しかし、ことしの春、奥様は亡くなられてしまいます。いま、ロボリアは奥様のご実家に贈られ、一人残っておられるお義母様は、大変喜んでおられるとのこと。「かみさんは亡くなってしまったけど、彼女が望んだロボットは残りました」(高本社長)。
おもちゃのようなロボットではなく、あくまで人の役に立つロボットを作る──そんな高本さんの言葉の陰には、こんなエピソードがありました。きっと、これからも、その信念が揺らぐことはないでしょう。
◇ ◇ ◇
■テムザック http://www.tmsuk.co.jp/
■関連記事が「月刊 経営者会報」12月号に掲載されています。
(編集部・酒井俊宏)
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