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2012年02月23日(木)更新
【編集部・田中ガクの取材日記vol.05】「読書のすすめ」代表 清水克衛さん
【編集部・田中ガクの取材日記vol.05】「読書のすすめ」代表 清水克衛さん
「縦糸の読書」(12.02.23)
経営者会報ブログ編集部、そして月刊『ニュートップリーダー』編集部の田中ガクです。
先日、月刊『ニュートップリーダー』3月号掲載予定の「この人に訊く!」の取材で、東
京都江戸川区篠崎にある書店「読書のすすめ」代表の清水克衛さんにお目にかかりました。
清水さんは、「本のソムリエ」として、お客様とお話しすることを通じて、その方に合っ
た最適の一冊をお届けする独特の販売スタイルが注目を集め、メディアにもたびたび登場
されています。ご存知の方も多いのではないでしょうか。
清水さんです。(撮影・Photographer 山本信介)
「読書のすすめ」ホームページ >>>
今回は、清水さんがことし1月に刊行された『他助論』(サンマーク出版)に絡め、どう
して独特の販売方法を手がけるようになったのか、商売をするうえで大切にされているこ
と、そして、清水さんが本を読む際に重視されている、いまの時代だからこその「縦糸の
読書」についておうかがいいたしました。詳しい内容は、3月1日発行予定の『ニュート
ップリーダー』3月号をご覧いただければと思います。
「多い月には200冊読む」とおっしゃる多読家の清水さん。様々な本をご紹介いただきな
がら、お話をしてくださいました。記事中では、『お家さん』玉岡かおる・著(新潮文庫)、
『福の神になった少年』丘 修三・著 村上豊・絵(佼成出版社)を挙げてくださっていま
す。
ここでは、そのほかの本について紹介します。
1.『生きがいの創造』飯田史彦・著(PHP研究所)
独特の販売スタイルを手がけるようになった清水さんが、初めて店頭でお客様におすすめ
された本だそうです。
2.『No.1理論』西田文郎・著(現代書林)
おすすめされてきたなかでも、思い入れのある1冊として、ご紹介してくださいました。
3.『逆転の発想』糸川英夫・著(プレジデント社)
初版発行は、いまから約40年前の1974年。航空機設計士である著者は、この著書の中で、
エリートというのはいまと過去に通用する人であり、時代の変革期には、むしろそうした
過去の経験が邪魔になって役立たず、何も決められない、というそうです。清水さんは、
いまも同じ状況にあるのではないか、と訴えておられました。
4.『田中角栄に訊け!』後藤健次・監修(プレジデント社)
田中角栄の評価には賛否両論があるでしょうが、エリートではなかったからこそ、強力な
リーダーシップを発揮しできたのではないか、と清水さんはいいます。そうした田中角栄
には、学ぶべきことがたくさんあり、それらを知るうえで最適の1冊だそうです。
5.『左岸より』倉本聰・著(理論社)
80年代に綴られたエッセイ集。左岸は実践家をさし、右岸は評論家。川を挟んでほぼ同じ
地点にいる両者ですが、評論家は左岸を見ながら、様々に批判をしています。ですが、い
ざ実践するために左岸に泳いで渡ろうとすると、川の流れによって、左岸にいる実践家が
立つ地点に泳ぎ着くことはできない。川の流れが何を意味するのかを考えれることが重要
だとのことです。
6.『成りあがり』矢沢永吉・著(角川文庫)
清水さんがこの春から仕掛ける「三世代ブックス」という棚にラインナップされる1冊。
書籍タイトルにはリンクをつけておりません。清水さんが「読書のすすめ」で大切にお売
りしていらっしゃいますので、ぜひ、お店を訪ねていただき、清水さんとお話をしていた
だければと思います。
関西方面の方には、清水さんのお店に学び、同様の志をもたれる書店さん「ブックランド
フレンズ」(兵庫県伊丹市)がおすすめだそうです。清水さんのお店とはラインナップは
異なるでしょうが、個性溢れるお店とのことです。
清水さん、ありがとうございました!
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2012年02月06日(月)更新
編集部からのお題⑤大学の9月入学、どう思われますか?
たい読者の方が一覧で目を通せますので、お手数ですが、該当記
事を、この記事に直接トラックバックくださるよう、お願いいた
します。
2012年02月06日(月)更新
【ブログピックアップ】双和食品工業 高尾幸子さん
2012年01月23日(月)更新
【編集部・田中ガクの取材日記vol.04】森秀織物 長谷川博紀社長
【編集部・田中ガクの取材日記vol.04】森秀織物 長谷川博紀社長(12.01.23)
経営者会報ブログ編集部、そして月刊『ニュートップリーダー』編集部の田中ガクです。
先日、月刊『ニュートップリーダー』2月号掲載予定の「経営者会報ブロガー レポート」
の取材で、群馬県桐生市に本社を置く森秀織物の長谷川博紀社長に、先の東日本大震災で
大きな被害を被った同社の状況や復旧までの道のりについて、お話をうかがって参りまし
た。
徳川十一代将軍家斉(いえなり)が気に入り、日常的に身につける着物としたことからそ
の名がついた、桐生伝統の織物「御召(おめし)」をつくる技術を有する森秀織物は、国
の登録有形文化財の指定を受ける明治期に建築された、ノコギリ型の屋根をもつ工場建物
を、織物の生産工程などが体験できる織物参考館“紫”(ゆかり)として運営しています。
同社の復興までの道のりについては、2月1日発行予定の『ニュートップリーダー』2月
号をご覧いただければ、幸いです。同社の建物に被害を被ったにもかかわらず、震災発生
直後の3月中に被災した石巻市の支援に訪れたことで、同社を復旧させる強い思いを抱き、
7月1日には織物参考館の運営を再開されるまでのことを中心に紹介しています。
織物参考館“紫”として運営している、ノコギリ型の屋根をもつ、かつての工場建物
長谷川社長です。
森秀織物ホームページ >>>
長谷川社長のブログ >>>
桐生市は震源地から距離があり、国から被災地としての指定を受けていないものの、JR
桐生駅は一時、倒壊の危険性があったなど、各所の建物が被害を受けた都市の一つですが、
古くから絹織物の産地として栄えていた町です。
奈良時代には、東大寺の大仏の開眼式に使用される織物を納めたり、時の朝廷にも織物を
献上していたと文献に残っているといいます。
戦国時代から徳川家の領地となり、市内にある桐生天満宮では、関ヶ原の合戦に向け、最
初の出陣式が行なわれたところといわれているそうです。
江戸時代には天領となり、年貢として米ではなく絹を納めていたこともあり、さらに絹織
物産業が発展していきました。江戸から明治、大正時代には、東日本で生産される絹織物
がいったん桐生に集められてから全国へと出荷されるようになるなど、織物の一大集積地
として栄えていきます。
市内には、数多くの絹織物問屋が軒を連ね、ふんだんな資金をもっていたことから、明治
期以降、町づくりなどにかんして、行政よりも民間のほうが力をもつケースが多々あった
そうです。実際、明治初期には、国家予算の倍ほどのキャッシュが桐生市内で動いていた
といわれているほどで、絹織物を取扱いたい外国人も多く訪れ、市内には東京よりも早く
アスファルトの道が整備され、多くの車が行き交っていたといいます。
戦後、絹織物の需要が激減していくのに歩を合わせるように、桐生市内の絹織物問屋も減
っていき、長谷川社長は「いまは稼げる産業がなく苦しんでいるのが実情です」とおっし
ゃっていましたが、戦中、空襲をまぬがれた市内には、レンガ造りの建物などが残ってい
るところもあり、落ち着いた雰囲気のある町並みです。昨年8月末、テレビ東京系「アド
街ック天国」に取り上げられると多くの観光客が訪れたといいます。
番組で取り上げられた名所はこちら >>>
駅前の商店街には若者が開いたと思われるような店舗もいくつかあり、いわゆるシャッタ
ー商店街にはなっておらず、活気を感じることができました。今回はあまり時間がなく、
市内をゆっくりと回ることができませんでしたので、また訪ねてみたいと思っています。
長谷川社長、ありがとうございました!
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2012年01月19日(木)更新
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