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2006年05月02日(火)更新

【ブログピックアップ】枚岡合金工具社長・古芝保治さん

 「ブログピックアップ」のコーナーでは、日々、経営者の皆さんの書かれたブログを雑誌「月刊経営者会報」編集部員が拝見し、お薦めのブログをご紹介していきます。

 きょうのお薦めブログは、枚岡合金工具社長の古芝保治さんです。
 5月1日の日記から、一部ご紹介します。編集部で投げかけている『今週のお題』に沿って書いてくださいました。
 
 *      *      * 

今から8年前の1998年10月に松下幸之助氏の愛弟子で
あり松下の社員以外でPHP研究所入所第一号の前岡宏和先生
に薦められて手にしたのは、「成功への情熱」稲盛和夫著
でした。

そこの序文には、
「人間として正しい事を追求することをベースにして経営」
「私は人生の本当の意味、経営のあるべき姿を真剣に考え、
自分なりの経営哲学を確立してきた。そして、それを社員と
共有する事に今日まで最大の努力を払い続けている。」
と記され、そのときアンダーラインを引いていました。

これこそ自分が経営の素人として追い求めてきた本物ではないか。
人間愛をベースにした理想的な軸がぶれない企業経営を目指そうと
決意を新たにした瞬間でもありました。


続きはこちら
……http://hiraoka.keikai.topblog.jp/blog/114/10000473.html

 *      *      * 
 
 古芝さんは、IT活用の達人でいらっしゃいます。
 しかも、古芝さんのブログを読むと、徹底して「実践の人」であることが伝わってきます。枚岡合金工具さんの質の高い金型は、そうした古芝さんが手塩にかけて育てておられる、プロ意識の高い社員さんの努力の賜物であることも想像ができます。
 
 私などは、座右の書としていくつか挙げることはできても、とてもとても実践が伴なっていませんが、少しでも古芝さんを見習って、よいと思ったことを実践しなければ、と思いました。
 
 古芝さんには、3月16日に大阪で行われた「経営者会報ブログ説明会」にもお越しいただき、夜は、古芝さんがメンバーでいらっしゃる「e製造業の会」の会合に飛び入りで参加させていただいた私ども(大西、酒井)にも、いろいろと気を遣ってくださり、本当にありがとうございました。この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。
 
 私は翌17日に京都で取材があったため、大阪で泊まりましたが、同じくその夜の宴席でご一緒させていただいた久米繊維工業の久米社長と弊社の大西が、その夜のうちに帰京すべく大阪駅へ向かうのを、ほろ酔いの古芝さんが、彼らの姿がすっかり見えなくなるまでお見送りしておられた姿が印象的でした。
 
 これからもブログを通じて、いろいろご教示いただけましたら幸いです。
 古芝さん、今後ともよろしくお願い致します。
                           

(編集部・酒井俊宏)

2006年05月02日(火)更新

【今週のお題】■私の座右の書■

今週(4月28日~5月4日)のお題 
■私の座右の書■


  経営者の方には読書家が多いことと思います。あまたある愛読書のなかでも、経営に迷ったとき、苦しいときなどにひもとき、やすらぎや活力を得るような本があれば、ぜひ、その本との出会い、どんな点に感銘を受けたか、どういうときにいまひもとくのか、などぜひ、ブログに綴ってみてください。
 
*書かれた場合は、該当する記事を、この記事に直接トラックバックくださるよう、お願いいたします。もちろん、コメントで「○月○日の記事に書きました」とお知らせ下さってもけっこうですが、皆様の記事を読みたい読者の方がすぐジャンプできますので、ぜひトラックバックでお願いします。

2006年05月01日(月)更新

【明大生との毎週一問百答】質問第4弾は、「子供に商売を継がせるか」

経営者会報編集部の大西です。
ゴールデンウイークに突入しましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、「久米信行さん明大講義に参加する学生さんからの質問」の第4弾について、
ご紹介させていただきます。
今回も学生さんからたくさんのご応募をいただきましたが、
下記の質問を選びました。

<質問>
将来、自分が親という立場になった時
自分の子供には、どのような職業についてもらいたいですか?
自分のような経営者になってもらいたいですか?
それとも自分とは違った職業ですか?
明大商学部CB講座 成田雄一郎さんより


オーナー社長が中心の経営者会報ブロガーのみなさまには、
うってつけの質問と思います。
我こそはとお考えのブロガーの方は、さっそく質問にお答えいただくとともに、
ぜひ、この記事にトラックバックを貼っていただければと思います。
なお、久米さんの「2006講義ブログ」もあわせてご参照ください。

みなさまからの、熱いコメントをお待ちしております!

2006年04月28日(金)更新

【明大生との毎週一問百答】今週もブロガーから熱い回答が!

経営者会報編集部の大西です。
久米信行さん明大講義に参加する学生さんからの質問」が、
大いに盛り上がっております。

今週は第2弾、第3弾と2つの質問を取り上げましたが、
トラックバックがそれぞれ5件、7件と寄せられております。
他にトラックバックを貼らずに回答をくださったブロガーもいらっしゃいまして、
みなさまの熱意に感動するとともに、改めて御礼を申し上げます。
詳しくは、4月24日の記事をご覧ください。

なお、ここでお詫びを申し上げなければなりません。
経営者会報ブログは、“経営層限定のサロン”であることを重視したため、
コメント&トラックバックは会員同士のみ可能、となっております。
このため、学生さんからの御礼コメントなどが書き込めない状態になっておりまして、
ブロガーおよび学生さんの双方に、あらぬ誤解を与えてしまいました。
大変、申し訳ありませんでした。

昨日配信したメルマガでもご案内しましたが、
コメント&トラックバックの開放を、各ブロガーのご判断にゆだねる方向で、
現在検討しております。できれば、ゴールデンウイーク明けの週半ばあたりから
実施する予定です。

昨日、久米さんの明大講義を聴講し、その後の懇親会にも出席してきましたが、
学生さんたちは、現役経営者の肉声を聞けることに、心から感激している様子でした。

来週以降も「一問百答」続けて参ります。
みなさまからの、温かくそして厳しい、愛情のこもった回答をお待ちしております!


(経営者会報編集部 大西啓之)

2006年04月28日(金)更新

【取材日記】vol.5 都市デザインシステム社長・梶原文生さん

 取材日記は「月刊 経営者会報」編集部員が、おもに中小企業の経営者の方への取材を通じて、感銘を受けたこと、ユニークな取り組みだと感じたことなどを綴るコーナーです。
 今回は、経営者会報5月号の特集記事「社会に貢献してこそ会社は生き残る」で取材させていただいた、都市デザインシステム社長・梶原文生さんにまつわるエピソードをご紹介します。

     ◇     ◇     ◇
 
 都市デザインシステムは、コーポラティブハウスという、設計やデザイン、施工で自由度の高い、都市型の集合住宅の企画から設計、コーディネートまで手がけています。
 
 同社では、創業時から最低でも利益の1パーセントは社会貢献に使うということを心がけ、近年では、同社だからこそできることで貢献していこうという方向にシフトしました。
 
 なんと2002年には、ベトナムのホーチミン市に、ストリートチルドレンのための施設、「ベトナム・キッズ・アース・ホーム」を、現地の建設業者やボランティア団体と協力して、造り上げてしまいました。ここでは現在、40名の子供たちが暮らしていて学ぶ場も用意されているそうです。
 下は、竣工なったキッズ・ホームで撮られた、パーティーに訪れた社員の皆さんと現地の子供たちとの記念写真です。
ベトナム・キッズ・ホーム
 
 家はあっても修学機会のない近隣の子供たちもここへ通って学ぶそうです。その数実に約160名といいます。
 
 詳しくは本誌記事をぜひご覧戴きたいと思いますが、こうした国境を越えた社会貢献活動は、社員の皆さんにもよい影響をもたらしているそうです。
 
 なぜ同社がこうした社会貢献に熱心なのかというと、社長の梶原さんが、そもそも、社会貢献活動をしたくて、高校生のときに起業を決意したことに始まっています。三つ上のお兄さんを、ご自身物心ついたくらいのときに交通事故で亡くした梶原さんは、ご両親の悲しみを感じながら成長され、子供が死ぬことほど悲しいことはないと考えるようになったそうです。
 
 最初は医者になろうと思ったそうですが、血を見るのが苦手な自分に気づいて、社会的に成功して、そのうえで貢献していこうと考えたとおっしゃいます。
 いま40歳の梶原さんは、20年以上もその思いを貫いてこられたわけで、これはすごいことだと思います。
 
 梶原さんは、そうした活動をしていることをまったく隠しません。協力者を常に求めておられるからです。
 「1社だけでは限界があります。賛同して、一緒にやってくださる経営者や企業が増えれば、それだけ大きなことができて、助かる子も増えますから」
 
 以前、実は盛んに社会貢献活動をしている某大企業のトップにお会いしたとき、その方は梶原社長とは反対に、あまり自社でしていることを表向きにしたがらない。その理由を聞きましたら、こうおっしゃっていました。
 「いいことっていうのは、あまり自分で言わないほうがいい。黙ってやっていれば、世間がいいほうに解釈してくれるからね」
 
 もちろん理由や動機がなんであれ、社会貢献をすることは素晴らしい、と思います。
 でも、自分の会社をよく思われたいという動機のその経営者と、梶原さんのように、ピュアな思いで、人にどう思われようと、困っている人を助けようと行動する方とでは、圧倒的に梶原さんを応援したくなるのは、私だけではないと思います。
 
 その梶原さん率いる都市デザインシステムは、この秋にオープンするテーマパーク「キッザニア東京」(http://www.kidzania.jp/)の運営会社にも出資しておられます。
 これはメキシコで成功した、子供たちのためのテーマパークで、子供たちに仕事の楽しさや自分の好きなこと、やりたいことを発見してもらうというものです。詳しくは上記URLをクリックしてみてください。
 
 
 ベトナムで家のない子供たちを救い、きょう食べるものがない、住む場所がないという国ではない日本においては、子供たちに夢を与える──。そんな梶原さんの夢は、将来、リタイアしたら、世界中の身寄りのない子を集められるだけ集めて、その子たちが生活し、学ぶ場も用意したドミトリーハウスを作ることだそうです。
 
 梶原社長はこうおっしゃいます。
 「将来その子たちが医師や実業家、政治家になって、その母国に貢献できたらいいなと思っているんです」
 
 微力ながら、同社と梶原社長を心の底から応援したいと思っています。

     ◇     ◇     ◇
 
■株式会社都市デザインシステム http://www.uds-net.co.jp/
■関連記事が「月刊 経営者会報」5月号に掲載されています

(編集部・酒井俊宏)



経営者会報5月号
*「月刊 経営者会報」は中小企業経営者の皆様のためのブレーンです。詳細・ご購読に関しては http://www.njh.co.jp/njs/keikai.htm をご参照ください。
                                    

2006年04月26日(水)更新

【ブログピックアップ】三元ラセン管工業社長・高嶋博さん

 「ブログピックアップ」のコーナーでは、日々、経営者の皆さんの書かれたブログを雑誌「月刊 経営者会報」編集部員が拝見し、お薦めのブログをご紹介していきます。

 きょうのお薦めブログは、三元ラセン管工業の高嶋博さんです。
 4月24日の日記から、一部ご紹介します。編集部で投げかけている『今週のお題』に沿って書いてくださいました。
 
 *      *      *
今週のお題「私が経営を忘れるこの瞬間」

45歳までは土曜日、日曜日と休みの日は早朝から夕方まで子どもたちとの野球に明け暮れ、仕事のことを忘れる時間がありましたが、子どもが少年野球を卒業し私も野球に行かなくなると
仲間はみなゴルフに熱中していきましたが、そんな気持にもなれず趣味のない私には仕事しかありませんでした。
休みも会社に出勤し仕事に明け暮れる毎日、それに売り上げは思わしくなく、家と会社の往復の生活が5年ほどすると、その結果ストレスから潰瘍性大腸炎という難病で3ヶ月の入院生活40日間何も食べることも出来ない点滴だけの毎日でしたが、それでも零細企業の悲しさ経営を任せられる人材がいないため妻が毎日会社から書類を病院まで運んでそこで妻に教える入院生活でした。

続きはこちら
……http://mitsumoto-bellows.keikai.topblog.jp/blog/125/10000376.html

 *      *      * 
 「仕事しかありませんでした」とおっしゃる高嶋さんが経営を忘れる瞬間とは……ぜひ上記「続きはこちら」のURLをクリックしてみてください。
 
 京都工芸の寺田さんも、4月22日のブログで書いておられますが(http://makasetaro.keikai.topblog.jp/blog/126/10000370.html)、経営者にとって、経営を忘れる瞬間は、さらなる活力ある経営へのステップにもなっているように思います。
 
 高嶋さんは、ラセン管からベローズへと、新商品へ活路を見出し、ISOも、コンサルタントを入れずに自らマニュアルを作成し、自社だけですべてを構築して取得に漕ぎ着けたといいます。並大抵のことではないと思いますし、そうした独立自尊の気概と他者へのいたわり、優しさに満ちた高嶋さんのブログは、多くの会員さん、読者の共感を呼ぶことと思います。
 
 高嶋さんはこの『経営者会報ブログ』の説明会(3月16日・於大阪)で、講師として体験記をお話しくださいました。その模様は、経営者会報5月号で「社長が語る 私のブログ体験記」として掲載させていただきました。本当にありがとうございました。この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。 
                          

(編集部・酒井俊宏)

2006年04月24日(月)更新

【明大生との毎週一問百答】続けて、質問第3弾です!

経営者会報編集部の大西です。
久米信行さん明大講義に参加する学生さんからの質問」の第3弾も
続けてご案内します。
せっかく6人の学生さんからエントリーがありましたので、
もう一名のご質問についても、取り上げてみたいと思います。

<質問>
理論からだけでは分からない、実際の経営を通して初めて知ったことや、
また体得できたものなどがありましたら教えてください。
(明治大学商学部・3年3組 33番・山口尚美さんより)


経営者会報ブロガーのみなさま、第2弾、第3弾のどちらか、あるいは両方に
ご回答をいただき、ぜひ、トラックバックを貼ってください。

何とぞよろしくお願い致します!

(経営者会報編集部 大西啓之)

2006年04月24日(月)更新

【明大生との毎週一問百答】質問第2弾です!

経営者会報編集部の大西です。
先週からスタートし、好評を博しております
久米信行さん明大講義に参加する学生さんからの質問」の第2弾が
届きましたので、お知らせします。
今回は、6人の学生さんからエントリーがありました。
そのうちの一つを選ばせていただきました。さっそくご紹介しましょう。

<質問>
経営者として、人を雇い入れる場合、
その人のどこに着目して選びますか?
(明治大学商学部 大滝 浩司さんより )


前回同様、我こそはとお考えのブロガーの方は、さっそく質問にお答えいただくとともに、
ぜひ、この記事にトラックバックを貼っていただければと思います。
なお、久米さんの「2006講義ブログ」もあわせてご参照ください。

今回も、みなさまからの、熱いコメントをお待ちしております!

(経営者会報編集部 大西啓之)

2006年04月21日(金)更新

【ブログピックアップ】サワダ製作所社長・澤田浩一さん

 「ブログピックアップ」のコーナーでは、日々、経営者の皆さんの書かれたブログを雑誌「月刊 経営者会報」編集部員が拝見し、お薦めのブログをご紹介していきます。

 きょうのお薦めブログはサワダ製作所の澤田浩一さんです。
 4月20日の日記から、一部ご紹介します。
 
 *      *      *

私の机の中には、いつも親父の写真が入っています。
免許書で使うような小さな写真で、親父の机を整理していた時に出てきたものです。

日々の行いの中で、時々引き出しを開けては眺めながら考えます。

「(こういう時)親父だったらどうするのかなぁ....」


父はまだ明治の雰囲気が残っていた大正2年の生まれで、子どもから言わせると、文字通り「怖い頑固親父」でした。「親子喧嘩」というものもできないくらい怖かった(笑)

続きはこちら
 ……http://sawada.keikai.topblog.jp/blog/102/10000344.html

 *      *      * 

 澤田さんは二代目でいらして、6年前に跡を継がれたそうです。
 「守成は難し」というように、起業以上に、会社を継いで成長させていくことは難しいといわれますが、その難しいことにチャレンジされ、成功しておられます。
 
 澤田さんのブログは、跡を継ぎ、会社を成長させるべく奮闘しておられる、澤田さんと同じ境遇の経営者の方にも、近い将来バトンを譲り渡す側の経営者の方にも深い共感を呼ぶことでしょう。
 
 お人柄の伝わってくる、温かく、真面目な澤田さんのブログの文体は、私ども記事を書くことを仕事にしている人間にとっても、大いに参考になります。                         

 (編集部・酒井俊宏)

2006年04月21日(金)更新

【明大生との毎週一問百答】経営者会報ブロガーから返事が続々!

経営者会報編集部の大西です。
17日にご案内した、明治大学商学部3年遠藤さんからの質問に対して、
経営者会報ブロガーが続々と答えてくださっています。
21日昼午後1時現在で、トラックバックがなんと10件になりました。

あらためて、遠藤さんの質問は、以下のとおりでした。
<質問>
私は将来起業家になりたいのですが、起業家になくてはならないものをひとつ挙げるのであれば、どのようなものですか?また、それは、どのように身に付けるのでしょうか?

みなさんのコメントをざっとご紹介しましょう

<京都工芸 寺田さん>
 僕が大事にしてきたのは、【かきくけこ】か:感謝。き:緊張。く:苦労。け:健康。こ:即、行動。

<サワダ製作所 澤田さん>
 (自分のフィルターを一度はずして)人の話を聴いてみる。」クセを付けることをお勧めします。

<三元ラセン管工業 高嶋さん>
 それは夢です。夢を語れる人は起業家に誰でもなることができると思います。その夢が大きいか小さいかは別として夢を持ち続けることが出来るかどうかだけではないでしょうか、その人の生まれ育った環境や生活によって夢の大きさも違うと思いますがその夢を持ち続け、夢の実現に向けての努力だけです。

<ハタノシステム 波多野さん>
 一つなら私は、夢を持つことをお薦めします。夢は誰でも平等に持つ事が出来ます。先ず将来にどんな夢を描いているのか?その為に、今何をなすべきか。 夢を現実に変えるために・・ 私の夢は、地球に緑を取り戻したい。ちよっと途方もない夢ですけれど。

<クロスメディア・コミュニケーションズ 雨宮さん>
 「勇気は自信に先行する」。私自身にとって一番大事だったのは、まるで農耕民族から狩猟民族への意識変換をするための勇気。それだけのような気がします。

<三和メッキ工業 清水さん>
 「その起業に対する熱意」。熱意=最後までやり遂げる。一生懸命やり遂げる。その自信があるかどうかだと思います。

<サッコグラフィクス 佐古さん>
 それは・・・・、「起業すること」です。ふざけているわけでもなく、茶化しているわけでもありません。堀江貴文さんが言ってますが、世の中には、「起業したい」と口にする人たちがゴマンといますが、実際に実行するのはほんのわずかです。「起業」を「実行」することが、「起業家」に必要とされる唯一の事柄です。

<創  村上さん>
 あえて1つに絞るとすると、私は・・・、『お金』だと想います。『お金』を貯めること、『お金』を大切にすること。もちろん、夢や志、情熱、謙虚さ、などなど大切なことはたくさんありますが、起業して10年生き残る会社は10%と言われています。そう、90%はつぶれているのです。会社はお金がなくなったらおしまいです。

<久米繊維工業 久米さん>
 悩んだあげくの、私の答えは「面白一途なこころ」。目の前の日常「ケ」の中に、なぜかワクワクするモノやコト、お客様や家族や自分が喜びそうなモノやコト=すなわち商機などを、日々見出しては面白がるみずみずしい「感性」と「知性」を持ちながらも、その中から自分の天職をこれと選び出し、日々の感動も、この天職とどこかで結びつけながらとにかくコツコツコツコツコツコツずっとずっと続ける強くてしなやかな「意思の力」を持つのが、「面白一途なこころ」の意味です。

<サーブ 山田さん>
 ようは、自分に合った渡り方を考え、その渡り方をするために必要な準備をする、ってことじゃないでしょうか。もちろん、渡らないって選択肢も、アリだと思ってます。抽象的で、しかも、答えになってないかもしれませんが・・・

<コクホー 庄山さん>
 起業家になる為には、本人の能力や努力が最低限必要なことは誰にも解ります。しかしそれよりはるかに、いざという時、しんそこ困った時、迷った時、壁に突き当たった時、主にネガティブな場面で、いざ頼れる人脈をどれだけ抱えていられてるか、そこが最大ポイントになると考えます。
 アルマーニのスーツに身を包み、颯爽とフェラーリに乗って連夜パーティーに繰り出すカリスマIT社長とて、地道に日銭を稼ぐ焼き芋屋さんとて、起業家の立場にスケールの大小は関係ありません。それぞれがそれぞれの人的財産に頼りながら起業し成功をおさめているのです。

<シンフォニック 渡辺さん>
 それは「情熱」だと私は思います。ただ「情熱」では漠然としすぎますよね。もう少し付け加えると、「情熱を持ち続けることができるものは何か?」。これを見つけられれば成功に近づくのではないでしょうか。

<双和食品工業 高尾さん>
  私の体験を一言集約しますと、強い想(念)と、継続する忍耐力。
 何故か? 思い→想念→実現→運命(経営者)。企業とは存続することに意義がある(起業は誰でも出来る、しかし続けることは忍耐力)
どのようにするか? 一つ々の行動(体験)の積み重ね。
 簡単ですが私の思いです。
      
       一つ々の行動(体験)の積み重ね

簡単ですが私の思いです
* * *

経営者会報ブロガーのコメントにはさすがに含蓄があり、「なるほど」と唸らされるものばかりです。そして、こんなに熱く反応してくださった現役経営者のみなさまに、あらためて感謝したいと思います。

明大生からの質問コーナーは来週からも続けます。すでに、<お題>が数本届いております。
どうぞ、ご期待ください!


(編集部・大西啓之)

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編集部です。みなさんのブログを盛り上げるための活動をしています

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