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2012年05月26日(土)更新

【編集部・田中ガクの取材日記vol.15】ミナロ 緑川賢司社長

【編集部・田中ガクの取材日記vol.15】ミナロ 緑川賢司社長

 「給食」(12.05.26)

 

経営者会報ブログ編集部、そして月刊『ニュートップリーダー』編集部の田中ガクです。

 

先日、月刊『ニュートップリーダー』6月号掲載予定の「中村智彦の日本一訪ねたい工場」の取

材で、横浜市金沢区に本社を構えるミナロを訪ね、同社の緑川賢司社長にお話をうかがいました。

同社の創業は2002年。おもに木型やモックアップ、治具の製造を手がけている同社は、創業当

時からホームページを通じた営業にこだわっているという特長があります。詳しくは6月1日発売

予定の『ニュートップリーダー』6月号をご覧いただければと思います。

 

緑川社長です。右は豹のモックアップ。

 

ミナロ・ホームページ >>>

 

同社のホームページには、これまでに手がけてきた仕事やその期間などが数多く掲載されていま

す。緑川社長は、こうおっしゃいます。「沿革や崇高な企業理念なんて載せる必要はないんです。

当社が何を扱う工場か、一目でわかることと、顧客が欲しいと思える写真や言葉が目に入ること

が何より大切なんです」。そして、同様に“好きなものをつくること”も重要視しておられ、通常

の作業の合間に制作した、製造業関係者に人気のマンガ『下町鉄工所奮闘記ナッちゃん』の主人

公であるナッちゃんのモックアップや、人気アニメの主人公が乗り込む兵器など、制作期間とと

もに掲載されています。

 

同社の事務所には、等身大のナッちゃんのモックアップなど、実際に手がけた作品が並んでおり、

町工場というよりも「工房」の雰囲気でした。



(ナッちゃんの等身大モックアップ)
 

そうした事務所の並びには、なにやら変わった部屋がありました。会議室のようにも見えますが、

まるで小洒落たカフェか居酒屋のようなスペースです。畳みが敷かれて、掘りごたつ風のテーブ

ルが備え付けられており、その奥にはキッチンスペースがあります。

 

 

緑川社長は「打ち合わせも宴会もできるスペースなんです。週1回、ここで社員たちに給食を振る

舞います」といいます。同社社員の平均年齢は若く、バランスのよい食事を心がける人が少ない

ことを知った緑川社長のお母様が社員のために昼食を作るのだそうです。ときには、取引先の人

なども一緒に食べるそうで、給食を目当てにお昼時の前に同社を訪れる方もいらっしゃるとか…。

 

(週1回、社員で給食をともにするスペース)

 

小さな会社だからこその工夫かと思いますが、こうしたことが社長や社員との間の信頼関係を育

むもとになり、ともに楽しく仕事を進める秘訣になっているのではないかと感じた次第です。

 

取材当日は、会社休業日である土曜日であったにもかかわらず、長時間の取材にご対応いただい

た緑川社長に厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました!

 


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