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2012年03月29日(木)更新
【編集部・田中ガクの取材日記vol.09】ざびえる本舗 太田清利社長
【編集部・田中ガクの取材日記vol.09】ざびえる本舗 太田清利社長
「銘菓ざびえる」(12.03.29)
経営者会報ブログ編集部、そして月刊『ニュートップリーダー』編集部の田中ガクです。
先日、月刊『ニュートップリーダー』4月号掲載予定の「特集・わが社はこうして生ま
れ変わった」の事例の取材で、大分県大分市に本社を構える、ざびえる本舗を訪ね、同
社の太田清利社長にお話をうかがいました。同社は、太田社長がもともと営業課長を務
めていた会社の事業を元社員7名で引き継ぐことになった会社で、大分銘菓として県民
の方々に親しまれている「ざびえる」などの製造・販売を手がけています。
太田社長です。
ざびえる本舗ホームページ >>>
もともと「ざびえる」を手がけていたのは菓子製造・販売の長久堂でした。しかし同社
は、2000年10月に自己破産してしまいました。
当時、55歳だった太田社長は、地元からの「ざびえる」を惜しむ声や取引先の社長の言
葉に背を押されて事業を引き継ぐことを決意し、元社員とともに新会社である「ざびえ
る本舗」を設立。半年後の2001年4月20日に「ざびえる」の再販売を開始しました。
現在では、長久堂が販売していた頃よりも販路を広げ、名実ともに大分銘菓として「ざ
びえる」を復活させています。
(銘菓「ざびえる」です。一口大で、小麦粉にバターをきかせた西欧風の皮の中に
純和風の白餡が詰められ、ラム酒につけ込まれたレーズンがほのかに香ります)
新会社を設立するにあたって、太田社長はどのように事業展開をしていったのか、詳し
くは4月1日発売予定の『ニュートップリーダー』4月号をご覧いただき、組織を生ま
れ変わらせるうえでのヒントを感じていただければ、幸いです。
太田社長はおだやかで、長久堂が自己破産さえしなければ会社を起こすようなタイプの
方ではなかったと拝察します。「ざびえる」を愛する気持ちと責任感がそれだけ強かっ
たのでしょう。「地元の応援があったからこそ復活できた」と太田社長はおっしゃいま
したが、大変僭越ながら、太田社長のお人柄と気持ちがあったからこそ、そうした地元
から応援を受けられたのではないかと思いました。
長時間にわたり、丁寧にお話をしてくださり、焼きたてのざびえるまでごちそうしてく
ださいました。
太田社長、ありがとうございました!
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