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2011年06月07日(火)更新
【学生・社会人との毎週一問百答】第233弾は「値切り文化とネット」について
いつもお世話になっております。
経営者会報ブログ編集部の田中学です。
まったくの私事で恐縮ですが、先週末にいとこの結婚式に出席するため、親の実家を
数年ぶりに訪れました。実家は、兵庫県の北部、日本海側の新温泉町という西側が鳥
取県と接するところの、海岸に近い町の中心部から南東へ車で20分ほどの谷間の集落
にあります。山深いその集落は、現在では人家が10軒に満たず、いわゆる限界集落の
様相です。
結婚したいとこは本家の長男であることもあり、私が感じるに、寂しいその集落の実
家にお嫁さんを迎え、生活をすることになります。以前、「実家を出たいと思ったこ
とはないの?」と聞いたことがあるのですが、「周りはいい人たちばかりだし、実家
を離れる必要はない。自然豊かで遊ぶところもたくさんある」といった主旨のことを
言っていました。
実家から車で1時間ほどの鳥取市内で行なわれた結婚式・披露宴の後は、一族と集落
の人たちとバスで一緒に帰り、主役はいませんでしたが、実家で夜遅くまで宴会が開
かれました。祖父の弟や祖母の実家の跡取り、さらには曾祖母の実家の跡取りまでい
たのには驚きました。いとこはこのような血縁で結ばれたよい人間関係をもち、豊か
な生活をしているのだと、その一面を垣間見たように思います。近隣に親族がいない
私にとっては得がたいものですが、その大切さを実感した次第です。
観光名所は少し乏しいのですが、四季折々の海の幸・山の幸がふんだんにある新温泉
町には、1980年代にNHKで放映されたドラマ「夢千代日記」の舞台である湯村温泉
もあります。山陰地方へお越しの際には、ぜひ足を運んでみてください。
それでは、今週の質問を紹介します。
今回は、「値切り文化とネット」についてです。
※私のツイッターアカウント@gakutanakaで当コーナーへの質問を受け付けています♪
〈質問〉----------------------------------------------------
「値切り」文化の復活に対して、インターネットは
どのような役割を果たすことができるとお考えですか?
(明治大学商学部 佐々木郁弥さん)
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質問者の佐々木さんは、質問の意図を次のように説明してくれました。
「私は、スーパーマーケットなどで売れ残った野菜や肉が廃棄されていることを考える
といつも心が痛みます。食品の廃棄量を減らすためには、『値切り』の文化を復活させ
ることが一つの解決策であり、そこにインターネットを活用できるのではないかと考え
ています」
先頃、国連食糧農業機関(FAO)が発表した報告書によると、世界では年間約13億トン
の食糧が廃棄され、それはヒトの食用に生産される量の約3分の1に当たるといいます。
【CNN:世界で13億トンの食糧が無駄に 全生産量の3分の1】
人類は多大な浪費をしながら、その生活を維持しているのが現状ですが、地球上の人口は
今後も増え続け、早晩食糧危機が起こるとも言われています。このような状況を改善する
ために、インターネットが有する市場をマッチングさせる機能などが活用できるのではな
いでしょうか。日々、情報発信をされ、ネットの有効性を実感されている経営者の皆さん
のお考えをお教えいただきたく思います。
ただ、質問がやや限定的ですので、生産や流通などを効率的に進めていくためにインター
ネットが発揮できる力などについてもお答えいただければと思います。
大変お手数をおかけしますが、質問にお答えいただく際には、
ぜひ、この記事にトラックバックを張っていただければと存じます。
また、外部の方からのコメントやトラックバックも原則として開放して
おります。学生さんをはじめ、読者の方からのご意見もお待ちしております。
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