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2011年06月28日(火)更新

【学生・社会人との毎週一問百答】第236弾は「日常の効果的な情報収集法」について

いつもお世話になっております。

経営者会報ブログ編集部の田中学です。

 

先日、当会と連動する『ニュートップL.』8月号「中村智彦の日本一訪ねたい工場」の

取材で大阪市生野区の「旭進ガス製作所」の吉村健一社長のお話をうかがってきました。

同社は、たこ焼きやお好み焼きなどの業務用ガス機器をオーダーメードで製作販売して

います。同社の高い技術を頼りに全国各地から多くの顧客が日々訪れるとのことです。

 

取材後には、お忙しいなか吉村社長自ら、会社近くにあるコリアンタウンや鶴橋駅界隈

を案内してくださいました。東西600メートルにわたるコリアンタウンには、東京の新

大久保のように若い女性客をターゲットにしたカフェなどはありませんが、その分、観

光地化されていない町の雰囲気を感じることができました。異文化を体験するという目

的で修学旅行生のコースにもなっているそうです。JR環状線と近鉄奈良線の鶴橋駅から

南東に徒歩10分くらいのところにあります。近くを訪れる際にはぜひ足を運んでみては
いかがでしょうか。
















(コリアンタウンの東側の門)  (鶴橋駅周辺)


コリアンタウンの西側にある、お好み焼き屋「成駒屋」さんでは、吉村社長にごちそう

になり、初めて「冷やしあめ」をいただきました。ショウガ味ベースの甘みがあるジュ

ースで、疲れたときや喉が痛いときなどに効きそうでした。と、私がジュースを味わっ

ている間に、店のご主人と吉村社長の間で店の機器についての相談が始まり、翌日には

対応すると決まっていました。機器の不備をすくい上げ、すぐに対応する、商売人とし

ての原点を見た思いがしました。

吉村社長、ありがとうございました!

 

 












 


それでは、今週の質問を紹介します。

今回は、「日常の効果的な情報収集法」についてです。

 

※私のツイッターアカウント@gakutanakaで当コーナーへの質問を受け付けています♪

 

⟨質問⟩----------------------------------------------------

 

 経営者の方々は常に新しい情報をインプットし、経営に活かすことが求められると

 思います。ただし、ご多忙だと思われる経営者みなさんは、普段どのように情報収

 集をされているのでしょうか。

 

           (明治大学商学部 大谷 彰さん)

          大谷さんのブログ:神奈川県民のための「初めての災害ボランティア」

 

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大谷さんは、自らの情報収集法について、次のように説明してくれました。

 

「読書やネット、テレビを使って、上手に情報を得て、その中でもとくに気になる記事を

アーカイブするなどして読み直すことを心がけています。ただ、そのように努力している

ものの、効率よくできているとはいえず、実践し切れていない面もあります」

 

第138弾で「情報感度の強化法」という質問がありましたが、今回は大谷さんが情報収集

を実践し切れていないと言うことにスポットをあて、経営者のみなさんが日々どのように

情報収集の時間をつくり、いかに経営に活かすような考え行動するための時間を設けてい

るか。さらに、どのように日々のスケジュールに情報収集の時間を組み込み、継続してい

らっしゃるのかについて、大谷さんや学生さんたちに参考になるような独自の方法や実践

法などをお教えいただければと思います。

 

 

大変お手数をおかけしますが、質問にお答えいただく際には、

ぜひ、この記事にトラックバックを張っていただければと存じます。

 

また、外部の方からのコメントやトラックバックも原則として開放して

おります。学生さんをはじめ、読者の方からのご意見もお待ちしております。

 

2011年06月20日(月)更新

【学生・社会人との毎週一問百答】第235弾は「田舎の活性化」について

いつもお世話になっております。

経営者会報ブログ編集部の田中学です。

 

先週の久米さんの明大講義は、日本財団(港区・赤坂)で開催されていたTシャツ・アート

会場で、デザイナー・クリエイターさんたちのお話を聞く課外講演でした。この課外講

演は、今年で3度目、私は昨年に引き続き参加させていただきました。

 

 











 













 

今回は「3.11」を通じて感じたこと、行動したこと、10年後の自分自身などをテーマにお

話が進められました。皆さん、功成り名を遂げられたデザイナーですが、次へのステップの

ために、日々スケッチなどの自身を形づくる原点となる作業をくり返すことで、普段からチ

ャンスをつかむための努力、準備を怠らずに続けている、というお話にプロとしての意識の

高さを感じました。

講演の模様を動画で見ることができます

 

※ご登壇いただいたデザイナーさん

AKIKO TAKEMOTOさん

TETSUさん

Keithさん

 

Tシャツ・アート展の概要についてはこちら

7月2日から16日まで、東京・青山で展示会(2nd stage)が開催されます。

Tシャツはインターネット経由で販売されており、売上の一部が寄附金として東日本大震災

への「支援金」として寄附されます。「“支援金”と義援金の違いについてはこちら

 

 

それでは、今週の質問を紹介します。

今回は、「田舎の活性化」についてです。

 

※私のツイッターアカウント@gakutanakaで当コーナーへの質問を受け付けています♪

 

⟨質問⟩----------------------------------------------------

 

 自然しかない田舎を活性化させるには

 どうすればよいか、お知恵を貸してください!

 

           (明治大学商学部 中脇 隆介さん)

 中脇さんのブログ「こんにちは! 高知・西土佐です! ~『地産外消』田舎から世界へ~

 

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質問者の中脇さんは、質問の意図を次のように説明してくれました。

 

「私は高知県の田舎(旧・西土佐村、現・四万十市)の出身です。そこは、日本最後の清

流と呼ばれている『四万十川』が流れるところですが、有名なものといえば、その四万十

川くらいしかありません。農業は盛んで、『ふるさと市』という市場で地元の特産品や野

菜、米などを販売していますが、いまひとつ地元の活性化につながっていません。私は田

舎を活性化するべくブログで情報を発信し、地元の特産品や野菜、米を広く販売していく

『地産外消』を進め、生まれ育った地元に恩返しをしたいと強く思っています。活性化の

よい手段、方法、成功例などがあれば教えてください」

 

地域活性化がめざすことは、多くの人々に認知されるブランドづくりといえ、それは企業

が実践していることと相通じることではないでしょうか。経営者の皆さんが、自社ブラン

ドを確立するために日々行なわれていることが、中脇さんの目標の直接的なヒントになる

と思います。ぜひ、中脇さんにご助言をいただければ幸いです。

 

 

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2011年06月14日(火)更新

【学生・社会人との毎週一問百答】第234弾は「緊急時の対策」について

いつもお世話になっております。

経営者会報ブログ編集部の田中学です。

 

先日、現在東京公演が行なわれている、シルク・ド・ソレイユの『クーザ(KOOZA)』を

観覧してきました。休憩を入れて2時間半に及ぶショーは、イノセントという主人公がクー

ザという未知の世界に導かれるという、一つのストーリーになっています。


 

 

 





















ストーリーの合間には、とうてい人間業とは思えず、観ている観客の心臓が縮み上がるよう

なパフォーマンスや、観客を巻き込んだマジックなどが織り交ぜられています。そして、そ

れらに合わせた歌や演奏が、舞台の上で衣装を身にまとった歌手や奏者によって行なわれて

いました。

 

観るもの、聴くもの、そのすべてが実際に眼前で展開されるショーに、圧倒され、すっかり

魅了されました。驚きや笑いに加えて観る人々の予想を大きく上回るパフォーマンスに、会

場では何度となく万雷の拍手が起こっていました。これほどのパフォーマンスを、観客の前

で何度も同じように遂行するため、演者の方々はプロフェッショナルとして、並々ならぬ努

力を続けているのだと思います。とても感動するとともに、そのようなプロとしての姿勢を

勝手に想像しつつ、頭の下がる思いでした。

 

 

それでは、今週の質問を紹介します。

今回は、「緊急時の対策」についてです。

 

※私のツイッターアカウント@gakutanakaで当コーナーへの質問を受け付けています♪

 

⟨質問⟩----------------------------------------------------

 

 経営者の皆さんは、緊急時の対策を常に想定されていると思いますが、

 具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?

 

           (明治大学商学部 尾崎 裕さん)

 

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質問者の尾崎さんは、質問の意図を次のように説明してくれました。

 

「3.11東日本大震災以降、福島原発の問題が取り上げられるようになって、放射能に対す

る不安を感じるのと同時に、国をはじめ自治体、企業から国民まで、緊急時における対策

の甘さを感じました。経営者は会社のすべてのことに対して責任をおもちになることと思

いますが、“緊急時の対策”を常に考えながら日々仕事をされているのでしょうか。それと

も会社の成長を最優先する傾向が強いのでしょうか。今回の東京電力の状況を、報道など

を通じて知り、会社には安定などないのだと感じています」

 

大震災以降、自治体や大企業を中心に危機管理対策などを強化する傾向にあるといいます。

経営者の方々は、日々緊急時の対策を念頭に置かれていたつもりでも、震災以前のもので

は不十分であることを実感されたため、このような動きにつながっているのではないかと

思います。

 

それらの対策は、一般的にはサプライチェーンなどの調達から出荷・流通などの経路の確

保や、生産能力の維持もしくは復旧、情報セキュリティなどを維持する体制をいかに築く

かという問題になるかと思います。ただ、危機にすぐに対応できる仕組みづくりも大切か

と思いますが、何よりその仕組みをどのようなときに、いかに動かすかの判断をするトッ

プと、すぐに行動する現場の人材を育てていくことも重要であることを、今回の経験から

学んでいるようにも思います。

 

経営者の皆さんが取り組まれていること、今回のような予想外の大規模な震災への対応や、

以前の経験から緊急時の対策として重要視されていること、または日頃から考えられる取

引先の倒産や売掛金の焦げ付きなどのリスクへの対応などを、お教えいただければと思い

ます。

 

 

大変お手数をおかけしますが、質問にお答えいただく際には、

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2011年06月07日(火)更新

【学生・社会人との毎週一問百答】第233弾は「値切り文化とネット」について

いつもお世話になっております。

経営者会報ブログ編集部の田中学です。

 

まったくの私事で恐縮ですが、先週末にいとこの結婚式に出席するため、親の実家を

数年ぶりに訪れました。実家は、兵庫県の北部、日本海側の新温泉町という西側が鳥

取県と接するところの、海岸に近い町の中心部から南東へ車で20分ほどの谷間の集落

にあります。山深いその集落は、現在では人家が10軒に満たず、いわゆる限界集落の

様相です。


 

 










 

 











結婚したいとこは本家の長男であることもあり、私が感じるに、寂しいその集落の実

家にお嫁さんを迎え、生活をすることになります。以前、「実家を出たいと思ったこ

とはないの?」と聞いたことがあるのですが、「周りはいい人たちばかりだし、実家

を離れる必要はない。自然豊かで遊ぶところもたくさんある」といった主旨のことを

言っていました。

 

実家から車で1時間ほどの鳥取市内で行なわれた結婚式・披露宴の後は、一族と集落

の人たちとバスで一緒に帰り、主役はいませんでしたが、実家で夜遅くまで宴会が開

かれました。祖父の弟や祖母の実家の跡取り、さらには曾祖母の実家の跡取りまでい

たのには驚きました。いとこはこのような血縁で結ばれたよい人間関係をもち、豊か

な生活をしているのだと、その一面を垣間見たように思います。近隣に親族がいない

私にとっては得がたいものですが、その大切さを実感した次第です。

 

観光名所は少し乏しいのですが、四季折々の海の幸・山の幸がふんだんにある新温泉

町には、1980年代にNHKで放映されたドラマ「夢千代日記」の舞台である湯村温泉

もあります。山陰地方へお越しの際には、ぜひ足を運んでみてください。

 

 

それでは、今週の質問を紹介します。

今回は、「値切り文化とネット」についてです。

 

※私のツイッターアカウント@gakutanakaで当コーナーへの質問を受け付けています♪

 

⟨質問⟩----------------------------------------------------

 

 「値切り」文化の復活に対して、インターネットは

 どのような役割を果たすことができるとお考えですか?

 

           (明治大学商学部 佐々木郁弥さん

 

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質問者の佐々木さんは、質問の意図を次のように説明してくれました。

 

「私は、スーパーマーケットなどで売れ残った野菜や肉が廃棄されていることを考える

といつも心が痛みます。食品の廃棄量を減らすためには、『値切り』の文化を復活させ

ることが一つの解決策であり、そこにインターネットを活用できるのではないかと考え

ています」

 

先頃、国連食糧農業機関(FAO)が発表した報告書によると、世界では年間約13億トン

の食糧が廃棄され、それはヒトの食用に生産される量の約3分の1に当たるといいます。

【CNN:世界で13億トンの食糧が無駄に 全生産量の3分の1】

 

 

人類は多大な浪費をしながら、その生活を維持しているのが現状ですが、地球上の人口は

今後も増え続け、早晩食糧危機が起こるとも言われています。このような状況を改善する

ために、インターネットが有する市場をマッチングさせる機能などが活用できるのではな

いでしょうか。日々、情報発信をされ、ネットの有効性を実感されている経営者の皆さん

のお考えをお教えいただきたく思います。

 

ただ、質問がやや限定的ですので、生産や流通などを効率的に進めていくためにインター

ネットが発揮できる力などについてもお答えいただければと思います。

 

 

大変お手数をおかけしますが、質問にお答えいただく際には、

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編集部です。みなさんのブログを盛り上げるための活動をしています

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