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2011年05月31日(火)更新

【学生・社会人との毎週一問百答】第232弾は「二世、三世の活躍」について

いつもお世話になっております。

経営者会報ブログ編集部の田中学です。

 

先日、当会の会員である創・村上社長サカエヤ・新保社長京都工芸・寺田社長

ヴォイス・永本社長により設立された一般社団法人フォービートが今夏、主催する

「牛肉サミット2011」の全体会議に参加させていただきました。


 

 








「牛肉サミット」は、上記4名の社長さんの「滋賀を元気にしたい」という思いが広

まり、共感・賛同する滋賀の経営者が参加し、準備が進められているイベントです。

日本三大ブランド牛の一つである「近江牛」の発祥地・滋賀県で、日本一大きな湖・

琵琶湖の畔に全国から牛肉料理自慢が集まり、ナンバー1を決定するそうです。8月

20日(土)、21日(日)に開催(雨天決行)されます。

 

第8回目となる全体会議には、地元・滋賀の企業経営者が約20名集まり、熱心な議論

が展開されていました。「準備期間が短く、大変だ」と、みなさんはおっしゃってい

ながらも実に楽しそうで、熱気に満ちた会議でした。

 

現在、運営のボランティアスタッフも募集しております。学生の皆さんにとっては、

イベントに参加できるとともに、直に企業経営者と接する機会にもなるかと思います。

このような機会は簡単にあるものではないと思います。とくに、久米さんの明大講義

を受講中の学生さんにとっては、応援ブログを執筆するまたとないチャンスです。ぜ

ひ、参加を検討してみてください。

 

 

それでは、今週の質問を紹介します。

今回は、「二世、三世の活躍」についてです。

 

※私のツイッターアカウント@gakutanakaで当コーナーへの質問を受け付けています♪

 

⟨質問⟩----------------------------------------------------

 

 どうして有名になった政治家や経営者の二世、三世は

 大きな活躍をしないのでしょうか?

 親よりも活躍するには何が必要だとお考えになりますか?

 

           (明治大学商学部 有賀将大さん)

 

--------------------------------------------------------------

 

 

今回の質問は、昔から語られてきたテーマなのではないかと思います。もちろんすべ

てのケースに当てはまるわけではなく、誰もが抱く印象としてそのような傾向がある

ということでしょう。質問者の有賀さんは、二世、三世に関して、次のように考えて

いるといいます。

 

「私の実家は自営業(牛乳の宅配)です。二代目である父が会社規模を町内から全県

レベルにまで広げました。ただ、世の中を見ていると、著名な方々の二世、三世は、

とくに政治家などに多くいますが、多大な功績を挙げた親に比べると、まったく活躍

できていないイメージがあります。それは歴史上の偉人にもいえることだと思います。

この原因は単純に親のインパクトの強さだけではないと感じています」

 

歴史上においては、たとえば江戸幕府を築いた徳川家の二代目・秀忠などは、初代が

確立した地位を盤石のものにするために大いに貢献したように思いますが、その実績

は地味な印象なのは事実でしょう。そういう意味では、一世と、二世・三世では果た

す役割が異なると考えることもできるかもしれませんが、実際に経営をされている皆

さんは、どのようにお考えでしょうか。

 

 

大変お手数をおかけしますが、質問にお答えいただく際には、

ぜひ、この記事にトラックバックを張っていただければと存じます。

 

また、外部の方からのコメントやトラックバックも原則として開放して

おります。学生さんをはじめ、読者の方からのご意見もお待ちしております。

 

2011年05月23日(月)更新

【学生・社会人との毎週一問百答】第231弾は「企業としての社会貢献」について

いつもお世話になっております。

経営者会報ブログ編集部の田中学です。

 

大変ご無沙汰しております。

 

当ブログのサーバ移行や東日本大震災の影響などにより、まことに勝手ながら、

当コーナーをお休みさせていただいておりましたため、久しぶりの更新となりま

した。

 

5月に入り、久米さんの明大講義も始まり、先週の木曜日(5月19日)には、

同講義と連動する当コーナーについて説明するためにお時間を頂戴し、同じく連

動する毎日新聞社のタブロイド紙「毎日RT」と日本財団の「CANPANブログ

の各担当者とともに学生たちの前でプレゼンをして参りました。

 

昨年の受講生たちがツイッター上などでも目立っていたためか、ことしは現在の

ところ40名ほどの受講生がおります。早速、当コーナーの質問を募集したところ、

多くの数が集まりました。毎週1問ずつ取り上げて参りますので、ことしも経営

者の皆様のご協力を賜り、学生に勇気を与えるご回答をいただければ幸いです。

よろしくお願い申し上げます。

 

 

それでは、早速、今週の質問を紹介します。

今回は、「企業としての社会貢献」についてです。

 

※私のツイッターアカウント@gakutanakaで当コーナーへの質問を受け付けています♪

 

⟨質問⟩----------------------------------------------------

 

 経営者の皆さんにとって、企業としての「社会貢献」のあり方は、

 どのようなものであると考えていますか?

 

           (明治大学商学部 原未樹さん)

 

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久米さんは、社会起業家志向のカリキュラムでことしの講義を進めようとされて

おり、受講生にもそのようなマインドが伝わっているようです。「社会貢献」は

ことしの久米さんの講義の根底のテーマになりますので、今年度の学生さんから

の最初の質問として取り上げました。

 

質問者の原さんは、「企業としての社会貢献」を次のように考えており、現在の

傾向に疑問があるといいます。

 

「(「企業としての社会貢献」とは、)国内で理念をなるべく多く生み出すこと

であると考えています。多くの企業が拠点を海外に移していますが、これが日本

の市場の縮小をいっそう加速させているように感じています。日本の企業として、

国内の拠点をなるべく移さずに利益を上げていくことは難しくなってきているの

でしょうか?」

 

東日本大震災以降、多くの方々がこれまでの社会の構造や仕組みについて考えを

新たにし始めているように感じます。現在の苦難を乗り越えるためには、企業が

国内にしっかりと基盤を築いて雇用を生み、税金を納めることなどによって、経

済を回していくことがとても重要なことだと思います。今後の日本の社会を見通

す上で、経営者の皆様がどのようなお考えをおもちなのか、ご意見をうかがわせ

ていただければ光栄です。

 

そして、このような質問を発端に多くの意見が交わされていくことを願いたく思

います。

 

 

大変お手数をおかけしますが、質問にお答えいただく際には、

ぜひ、この記事にトラックバックを張っていただければと存じます。

 

また、外部の方からのコメントやトラックバックも原則として開放して

おります。学生さんをはじめ、読者の方からのご意見もお待ちしております。

 

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編集部です。みなさんのブログを盛り上げるための活動をしています

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