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2010年04月27日(火)更新

【明大生との毎週一問百答】第194弾は「日本の先行きと今すべきこと」について

いつもお世話になっております。
経営者会報ブログ編集部の田中学です。

春らしからぬ寒さが続いたこの4月でしたが、気がつけばもうすぐGWです。
大型連休前で経営者のみなさんは、ことのほかお忙しいことと思います。
そこで、ひと息入れるということで、
次週(5月4日)は当コーナーもお休みをさせていただきます。

その分、じっくりとお考えいただける質問を取り上げようと思い、
学生さんたちのアンケートを見ていたところ、次のようなものがありました。

今週は、「日本の先行きと今すべきこと」についての質問です。

〈質問〉----------------------------------------------------

 これからの日本の先行きが不安です。
 私たち学生が、今、日本のためにすべきことは何でしょうか。
 また、経営者の皆様でしたら日本のために何を行ないますか?

              (明治大学商学部 伊藤淑美さん)

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先日、当ブログのプロデューサーである久米信行さんと打合せを
していた際に、偶然、話題がこのテーマに及びました。
久米さんは、「日本の先行き」について、楽観はしていないものの、
道を切り開いていくことはできるとおっしゃいます。

詳しい話は、差し控えますが、
ポイントの1つとして、「歴史に学ぶ」ことが挙げられると思いました。

「100年に一度」といわれた今回の経済危機ですが、
この発言をしたグリーンスパン前FRB議長は先頃、
「金融危機は史上最悪だったが、経済危機はそうではなかった」と
意見を修正しています。

これは、人間が「歴史に学ぶ」ことを実践した証なのではないかと思います。
1929年から始まった世界恐慌を経験していたからこそ、人々はその教訓を活かして、
最悪の危機を回避することができたのではないでしょうか。

ただし、日本の先行きにはまだまだ暗雲が立ちこめています。
急速な少子高齢化による国内市場の縮小や、巨額の財政赤字など、
解決の糸口が見えない問題が山積みです。

だからこそ、私たち日本人もいままでの歴史を学び直すことで、
新たな活路を見出すべきではないでしょうか。

日本の将来のために、私たちは、学生は、経営者はそれぞれ何ができるのか、
ぜひ、みなさんのご意見をお聞かせください。

大変お手数をおかけしますが、質問にお答えいただく際には、
ぜひ、この記事にトラックバックを張っていただければと存じます。

また、外部の方からのコメントやトラックバックも原則として開放して
おります。学生さんをはじめ、読者の方からのご意見もお待ちしております。
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