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【取材日記】vol.3 湖北精工社長・小川彰三さん

投稿日時:2006/04/07(金) 18:57rss

 取材日記は「月刊 経営者会報」編集部員が、おもに中小企業の経営者の方への取材を通じて、感銘を受けたこと、ユニークな取り組みだと感じたことなどを綴るコーナーです。

 今回は、以前、経営者会報1月号の特集記事「社長の“熱き思い”を社員に伝える」で取材させていただいた、長浜市の湖北精工社長・小川彰三さんにまつわるエピソードをご紹介します。
 
 湖北精工さんは、知る人ぞ知る、凄い会社です。
 産業機械をおもに手がけておられて、メインの曲面印刷機の国内シェアはなんと100%。すべてがオーダーメイドだそうです。
 
 これは、カップラーメンやアイスクリームなどの容器に高速で印刷する機械です(下の写真がそうです)。
 
曲面

 海外のメーカーの機械の修理なども手がけることで取引先の信頼を獲得しているうちに、いつの間にかそうなったと小川社長は謙遜されます。
 
 同社の技術力の高さは、人材レベルの高さと言い換えてもよいでしょう。
 小川社長は、社員教育に30年以上も力を入れてこられたそうです。
 
 それも半端なものではありません。朝礼など業務に直結する場でメッセージを送るだけでなく、社員さんの誕生日には、社長室に招いてプレゼントを渡し、日頃の努力を労いながら、2時間近くも話をする。これも30年近く続けているそうです。
 
 社員の方は150名おられますから、ほとんど毎日、誕生日を祝っている計算です。その労力を考えたら、誰にでもできることではないと思います。
 
 その小川社長は、取引先からかなり厳しい期間での機械納入を依頼され、社員の方々が「社長、心配しないでください、絶対間に合わせますから」と、休日返上で、無理を重ねて頑張った話をされるとき、「あいつら、本当に頑張ってくれまして……」と、途中で声が詰まり、目を潤ませておられました。
 
 思わず私ももらい泣き。経営という仕事の素晴らしさの一端を知ることができた気がしています。大企業にない、中小企業の強みとは、このような社長と社員の相互の信頼感にこそあるのではないでしょうか。
 
 こういう社長さんや会社が、日本を支えている──。そんな思いで、取材地の長浜市をあとにしたのでした。
 
■湖北精工株式会社 http://www.kohokuseiko.co.jp/

(編集部・酒井俊宏)



経営者会報
*「月刊 経営者会報」は中小企業経営者の皆様のためのブレーンです。詳細・ご購読に関しては http://www.njh.co.jp/njs/keikai.htm をご参照ください。
                                    

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